質問 | アトピー性皮膚炎について |
---|---|
年齢 | 4 |
性別 | 女性 |
症状 病名 |
アトピー性皮膚炎とあせもの併発 |
今の 症状 |
全身(顔も)赤くただれたようになっている。かゆみが強い。かさぶたをとってしまうので、皮膚に穴があいたようになっているところが何箇所もある。 |
いつ から |
生後1ヶ月くらいから発疹はあり、症状の緩和する時期が短くなり、薬が手放せなくなったのは昨年の夏くらいから。 |
今の 治療 |
注射・お薬 |
発病 経過 |
だいぶ悪くなってきている |
質問 内容 |
現在皮膚科から処方された薬をつけるのと桃の葉の煎じた汁をおふろあがる直前にかけることをしています。どちらも対症療法で季節やストレスで良くなったり悪くなったりを繰り返すばかりです。4月からの幼稚園でのストレスも加わり、今は良くなることがありません。 掻くことがなければ皮膚は治っていきますが、体質はかわらないので再発します。 かゆみを軽減させるつぼはありますか? アトピー体質の改善の助けになるつぼはありますか?(新陳代謝を活発にする・乾燥をふせぐなど・・・ですか?) 整骨院の先生に楊枝を10?15本輪ゴムでたばねてとんとんとするだけでも効果はあると以前アドバイスをうけたことがありますが、お教え頂いたつぼを刺激する方法はどうすればいいでしょうか? |
回答 | かわいいお嬢さんの痒さに苦しむ姿を目の当たりにし、母親として、さぞお辛いことと心中お察しいたします。 さて、お困りのアトピー性皮膚炎についてですが、この時期は、あせもなどにより悪化し、また秋から冬にかけては、肌が乾燥するため痒さも一段と増すことがあります。特に環境の変化やストレスにより症状が悪化することも多く注意が必要です。すでに、ご自分でもお気づきだと思うのですが、アトピー性皮膚炎については、いろいろな方法(対症療法)をただ試されるだけでは改善しないと思います。まず最初に、お子さんの症状悪化に関係しているであろう、ストレスや周辺を取り巻く問題点について解決してあげることが必要です。 これらアトピー性皮膚炎は、現代医学を以っても、いまだに根本的な治療法が確立されておらず、東洋医学(鍼灸など)についても同様です。しかしながら、鍼灸院を受診されるアトピー性皮膚炎の患者さんが、多くいらっしゃるのも事実です。今後鍼灸治療をお考えでしたら、先ほど説明した問題点を改善された上で、鍼灸院を受診されてはいかがでしょうか。 また、ご自宅でツボを刺激することについてですが、刺激の仕方によっては、逆効果になることもありますので、きちんとした診断能力があり、経穴学を学んだ専門家(養成施設などで経穴・経絡を専門的に学ぶのは鍼灸師だけです)でなければ、適切な治療や指導をすることは不可能に思います。鍼灸師などの専門家の指示に従っていただくことが望ましいと思います。 それから、かゆみを軽減させたり、アトピー体質の改善の助けになるツボについてですが、正直言ってそのようなツボはありません。鍼灸の場合、病気に対するツボではなく、その方の症状、体質に合ったツボを選択するからです。つまり、同じ病気でも人が違えば症状の出方も微妙に変化します。その辺の見極めは、実際にお会いして診てみないと何とも言えないので、一般的な「○○に効くツボ」というのは、アトピー性皮膚炎の場合、特に効果が現れにくいと考えられます。 以上、ご回答を差し上げますので、ご査収下さいませ。 末筆になりましたが、当サイト回答者一同、良い方向へ向かわれることを祈念いたしております。 |