経絡治療のすすめ
首藤鍼灸院 院長 首藤傳明 著
\3,255 医道の日本社 発行
 日本伝統鍼灸医学の診断から治療までを、システィマチックに、しかも効果あらしめているのが「経絡治療」です。しかし、独学は難しく、特に脈診習得は三十年かかるといわれています。
 そうだろうか。疑問を持ちながら独学でこれに挑戦した、苦心の奮闘記です。治療家や治療を受ける人にとって、東洋医学、特に日本伝統鍼灸とはどういうものなのかが具体的に分かる本といえます。
 鍼灸師で、この本を読んで経絡治療に入った人は多いのですが、一般の人が本屋で見かけ、ついに鍼灸師になったというのを聞いて驚いたことがあります。
 初版から数えて二十四年、十七版を記録しました。出版社による宣伝文は下記のとおりです。
「本書を読めば脈診は決して難しくないことがわかる。本書はそれまで口伝としてしか示されなかった脈診の実際を、写真によって誰にでもわかるように述べた、新しい経絡治療の名著。」
第一編 諸言
経絡治療を学習するようになった動機、その心構え、参考文献について述べる。
第二編 やさしい脈診
経絡治療の難しさは脈診にある。その点を写真と図表で誰でも追試できるように詳述する。
第三編 四診法
望診、聞診、問診、切診という東洋医学の診断法をやさしく述べる。
第四篇 証の決定
効果的な治療に欠かせない「証」を決める要領を述べる。
第五編 治療
鍼灸治療に必要な手順を初心者に向けての「天の部」と中級者向けの「地の部」とに分けて述べる。
効かせるための要領、治験例をあげる。
第六編 病因
東洋医学における病気の原因(内因・外因・不内外因)について述べる。内因とは現代でいうストレスにあたる。
第七編 病症
身体各部に現れる症状によって治療すべき経絡を推定し、証を決める手助けとする。
第八編 終章
鍼の学と術と、そして行があって鍼は上達する。治療家の心が問われる。


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